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ジャパンウイークエンド(Japan weekend) | 指圧の神髄 座位指圧

ジャパンウイークがマドリッドにて開催されました。その時に指圧スタンドを出しました。その時のレポートです。入場人数は、2日間で2万人の大イベントでした。6枚の写真、そしてレポートを送付します。
叩かれても,叩かれても杭を出し続けると、悔いは、自然となくなり、そして誰も直接文句を言わなくなります。 これを平常心と言います。
2023年9月23日(土)24日(日)の小春日和には少々早いマドリッドの郊外、国際見本市会場(IFEMA)で年一回の JAPAN WEEKENDと銘打った日本を紹介するお祭りが開催されました。
ジャパンウイークエンドの定義
国籍を問わず多くの方々にこのイベントに参加していただき、在留邦人の本来の目的である日本人の存在感を高め、より現地に溶け込み、日西有効協力関係の推進をする。
この定義に沿って指圧(日本の文化)を普及することが、外国に住む指圧師の役目です。

一頃世界中のイベント会場を一杯にした、コミック&漫画のイベントがこのお祭りの一種です。
しかし今回のこのイベントは、キャラクター衣装を着飾って闊歩することはもちろんですが、そこに世界中でブームを巻き起こしている日本の文化を入れれば、もっとカテゴリーをあげることができて、お客様の層が広がるんじゃないかと主催者側は考えたようで、マドリッドにある日本人会に門戸を開いて、27年目になる日本人会主催の盆踊り大会をこの会場の一部を提供していただき、コラボする話し合いを経て、イベントがここに開催されました。
盆踊りのやぐらの周りが寂しいという事で、指圧學校を呼んで座位指圧をやればという事でどんどん話が進みました。
ここの一角には,習字や駄菓子、日本旅行のパンフレット、トヨタ、スズキ、マツダの新車の展示等、そして、舞台では、太鼓シヨウ、盆踊りの踊り方教室等、漫画、コミック文化とは、少々違った、文化が花開いたのでした。
日本の文化、そして世界で4つの手技療法の一つである指圧の特に座位指圧の実演が実現することになりました。
座位指圧は、昔から、日西指圧学院は、重要視しています。
なぜならば私が、指圧道の見習い時に座位指圧の重要性を指圧の恩師から言われ続けていたからです。
座位での指圧は、圧の手と押さえ手のコンビネーションがないと方向性、浸透性の欠けたまさに安定感の無い圧を患者様に提供することになります。
施術者の両足の脛骨の角度と臍下三寸の丹田部の三角形の柱を崩さないように圧します。
そして、両手の小指の締まりを維持しつつ、肘の角度を鈍角に保ち、圧の浸透性を維持します。
文章では、うまく伝わらないかもしれませんが、恩師には、座位で首を練習しろとよく言われた思い出が鮮明に残っています。
そんな訳もあってか、私は、座位指圧の治療風景を見れば、その治療師の力量をすぐに判断することができます。座位指圧の重要性は、上野の青空指圧を思い出していただければ、ご理解できますが、指圧の根っこを造る為の基礎の基礎と言えます。
過去、自然食品のお祭りや自然とついたイベントにおいて、指圧普及の一環としてブースをお借りして指圧の普及をしたことは、過去何回となくありますが、今回のような、若者を対象としたイベントでは、若者の気もちを掴めるかという疑問は確かにありました。
また座位指圧にお金を払ってまで、興味を持つかとの疑問もありました。
しかし予想に反して長蛇の列とまではいきませんが、15分、15ユーロ日本円で、2200円で、一日目60人、2日目75人のお客様を消化しました。
いつもですと中年から初老の人が、指圧の患者様の層となりますが、今回のイベントにおいては、施術を受けた患者様は、ほとんどが若者でした。
特に巻肩、首凝りの症状を訴える人が多く、15分と制限された時間での治療ではありましたが、  40年の指圧普及のお陰か、指圧というものに違和感がなく、指圧後の解放感を期待してか、どんどんリストに順番待ちの名前が並びました。
これまでのヨーロッパにおける40年の指圧普及の歴史が見えないところで、役に立っていることにいくらかの満足感を味わいました。
今の世の中、肩凝りそして首凝り、奥の骨に付着した筋肉(インナーマッスル)にまで凝りが蔓延して、安定性が損なわれる体になる若者が増加しています。
安定性に支障をきたすと、今度は精神面まで安定性を欠きます。すなわち自律神経のアンバランスが、確実に生じて、精神面までも侵される若者が、世界的に増加しています。
そして前後未来を考慮せずに、とっさに犯罪に手を染める、そしてすぐに切れてしまう若者等。
これなどは世界中の大都市部に見られる徴候とも言えます。グローバル化の落とし物です。
このほんの十数年の間の世の中の変わりようを、こんな小さなイベントにおいてさえも感じるようになりました。  
この真実を見つめると手当て療法の未来は明るいと言えます。人間にとって、指圧療法をより必要とする未来があるという事を垣間見ることができます。
もう一度、徳治郎先生の一言一言を思い返さなければなりません。
浪越指圧は、前頚部と腹部を重要視します。母心は、思いやりの心です。
思いやりの心をもって、前頚部と腹部の指圧をします。
そして座位指圧の練習を反復して体のコアを作り、丹田に気を集中して体圧を試みます。
マドリッドにて、座位指圧を患者様に施しながら初心に帰った次第です。

塾SHIATSUPRACTOR
塾長  小野田茂

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