講師 25期 卒業生 小野田茂
2023年 9月1日 9月2日の両日、日本指圧専門学校道場において、小野田茂(日西指圧学院院長)が、日本指圧専門学校同窓会主催の指圧の講習に招かれ金曜日、土曜日の両日腰痛症と頚部痛の治療法を両日約30人前後の在校生、及び卒業生のOBを対象として開催されました。
一日目が頚部の治療、二日目が腰部の治療という事で、ことを進めてまいりました。
指圧が、今の現代人にどういうイメージをもって受け入れられているでしょう。
指圧治療の創設者浪越徳治郎先生亡き後、かなりの年月が経ち、桂小金治アフタヌーンショウによる爆発的な指圧ブームを知る年代もかなりのお年を召されるようになりました。
世界の四大手技療法(按摩、マッサージ、カイロプラクティック、そして指圧)の一つとされる指圧を現代人は、どのように活用しているのでしょうか。
日本の大都市のほとんどの駅前には、癒しと称して、手技療法が店を並べています。これはこれで、名称は違ってもそれなりの目的をもって店を構えているので、商売としては成り立っているんだと思います。それなりの需要があるんだと思われます。
パーソナルコンピューターの使用やアップルを筆頭とした携帯電話の多使用(スパートフォン症候群)などが、現代人に与えるストレスは、相当なものがあると考えられています。日々日常使用するコンピューター及び携帯電話は、多機用は、勿論のことその上、持ち運びに便利な小型化が常識となり、その便利ものの使用が、三度の飯同様になった昨今、脊柱に及ぶ負担、そして特に目に及ぶストレスが想像以上の毎日と言えます。
また電磁波等の問題もあり、現代人には過酷な世界が今と言えます。
目から脳に伝達される画面の内容は、次の動作としてパターンに沿って事が処理されていきます。この並々ならぬ緊張の延長上にストレスがあります。物理的に見ればそれは俗にいうコリと言われるものかもしれません。
最初は、フィズカルなストレスが筋肉の拘縮として現れます。俗にいう肩こり首凝りかもしれません。そのストレスを処理しないで、生活的悪習慣を続行すると終いには、メンタル疾患に落ちってしまいます。
これなどは、昔から言われている心身一如が、保たれない状態と言えます。
フィズカルとメンタルのアンバランスが、及ぼす体への影響と言えます。私たち日本人は、昔から教養として気の言葉を含んだ会話を知らず知らずに行っています。
また文章においても同じく何気なく気という言葉を使用しています。気の病が、病気と言われるように、魂が体を動かすといったイメージを持つことも東洋人には、可能なはずです。
そこに手当て、手遅れという言葉が、日常のありきたりの会話でも使用されます。
この辺が虚実のイメージであり、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスといった間接的な指圧理論につながるものも含まれています。
しかしここ西洋に40年にわたり、そして毎日のように患者様の身体を接触していた私が、はっきり言えることは、外人、特に西洋人は、心身一如という熟語は存在しないという事です。
こちらで、医学を習った医師は、体と心の一体感とバランスが、健康を保つという意識が想像できません。この辺が、いたわりの精神なのですが、この辺も、西洋医学では存在しません。検査の数値が、健康、不健康の判断基準です。スキャンに移った結果が、診断の決め手になります。長年の勘はむしろ邪魔になります。誤診のもとになります。
よく眠れますか、食欲は、ありますか。この問いが、医者の最初の問診になるのですがこの辺も、もはや医学には、存在しません。
この辺の所の隙間を改善修理するのが、指圧の心、母心のいたわりの精神のある指圧なります。これがある限り指圧は、未来に光り輝くありがたい仕事と言えます。
理学療法師、柔道整復師、針灸師、カイロプラクチックドクターの仕事、すべてに独自のマーケットがあります。そしてそれぞれの世界でビジネスが成り立っています。
それでは、指圧マーケットの現代の生存価値はなんでしょうか。
痛みを取る、不快感の削除、勿論この程度の初期治療は常識です。
しかし指圧が、未来に輝くためには、何が必要かを考えなければなりません。そして今まで、どうして指圧が消えずに光り輝いているのかを今一度考えることが必要になります。
施術が終わって感謝の有り難うの言葉を頂く職業である指圧の尊さと指圧を業として生き抜く指圧師の誇りを、ご理解していただきたかったのですが。どうだったでしょうか。またご時間を頂ければ、再び壇上に立ち指圧を語りたいと思っております。ありがとうございました。
塾SHIATSUPRACTOR




